お知らせ

みゃくそんシステム発案者・啞樵より株主のみなさまへ

農哲学院御案内
 
 

農哲学院は、食物↔︎人間意識↔︎身体の関係を実践研究する集まりで、現在42名の塾生がヨーロッパと日本に点在し、日々の生活の中で得た研究結果を報告し合う活動をしています。一方、英国在住の若い院生には科学者が数名おり、現在英国にて、量子物理学及び医学の分野から、食べ物が人間に及ぼす身体的精神的影響を、科学的に解明する成果を挙げつつあります。

<みゃくグループ・農哲学院の紹介>
 

 

 

(株)貊村の発足

これまで、農哲学院のメンバーがそれぞれに天に恥じない証として【貊(みゃく)】を掲げ、各自の自修の場・研究成果の実践場として、この10年来英国と日本でいくつかの農園とレストラン(いただき繕)を開いてきました。その経験から、食物の扱い方が今の歪んだ世界経済を改善する大きなカギとなる事に気づき、一昨年7月より貊村(みゃくそん)と名付けた資本金1000万円の株式会社を立ち上げました。これは株式会社という形態をとっておりますが、従来の株式会社とは根本的にその設立理念が異なっており、利益を求めない会社です。無農薬良質オリーブ油を安く買いたい人が1万人集まって、50トン(500ml瓶にして10万本)のオイルを共同購入する会社です。会社の資本金を1000万円とし、これはいったん村長(社長)である後藤由美子が出資し、取得した1000万円の株式を額面千円の私債に分割して良質オイルを求める9999人に出資して頂きました。株主が1万人に達成した時点で後藤由美子は9,999,000円の私債代金を受け取り、彼女も千円 の1株株主になりました。つまり(株)貊村には大株主という存在は居らず、配当や株価の上昇を求める株主も居ない会社なのです。

 

(株)貊村の株主達が求めるもの

①消費者という立場から、良質オイルを安く買いたいと求める消費者株主。
②(株)貊村の社員という立場から、充分な報酬を求める社員株主。
③生産者という立場から、オイルを高く買って欲しいと求める生産者株主。

(株)貊村の株主達が会社に求める要求は以上の3点です。株主の誰ひとり会社が肥え太って欲しいと望む人はおりません。会社に利益を上げて欲しいと望む株主は誰ひとりいない会社なのです。

(株)貊村は発足にあたって、消費者の立場、社員の立場、生産者の立場の多くの方々から素直な声を聴き、買い入れ価格、人件費、販売価格を設定いたしました。驚くべきことに、三者の要望を調整し、このシステムで50トンのオイルを買い付け直輸入すると、現在日本市場で売られている同等品の高級オリーブ油標準価格の半値で販売できる事が証明されました。しかもそれは無農薬であり送料も込みなのです。

株式会社の弊害

資本主義というイデオロギーを体現したものが株式会社というシステムですから、資本主義=株式会社と云っても良いでしょう。資本主義とは資本の自己増殖を前提としたシステムですから、必然的に株式会社も資本の増殖に向かって走り出します。何故なら会社の持主たる全株主が株価の上昇と配当を期待するからです。

さて、会社が資本の増殖(利益)を求めて走り出すと、その為に何をするでしょう。

答えは単純明快、云うまでもなく『安く買って高く売る』ことを目指します。
今や『いかに安く買っていかに高く売ったか』が、経営者の美徳と囃される世の中になりました。

しかし本当にそれが美徳でしょうか。
世界で一流と云われる企業内で、鬱症状に悩まされる社員が3割を超えるという現状は、一体何を示しているのでしょう。人々は資本主義と民主主義を混同し、あたかも資本主義(市場主義)が民主的(平和)な世界を創る唯一の方法、もしくは難点もあるものの、失敗した共産主義よりましな道と考えています。しかしこの100年、世界中の株式会社が『安く買って高く売る』ことに狂奔してきて、その結果が今の世相です。

(株)貊村が他の会社と異なる決定的違いはたったひとつの規約です。
それは『株の所有は1人1株に限る』という規約です。こうする事によって、この会社には所有する株式の議決権によって個人的な利益を得ようとする人が存在できません。会社は必然的に株主全体が要求する良質オイルの良心的流通に専念できるようになるのです。それを担保するのは会社情報の公開です。幸いネット社会が進歩し、無料で全世界に会社情報を送れるようになりました。

(株)貊村は常に、決算報告や、仕入れ値、人件費、経費内訳を株主に伝達することができます。年に一度のネット株主総会で、重要課題と方向性の決定投票もできます。それがどんな成果を上げてゆくのか、(株)貊村は前代未聞の1人1株システムを展開中です。

(株)貊村の成果

今日現在(2018/1/11)で(株)貊村発足以来1年半が経ちました。
10546名の方が株主に応募して下さいました。当初目的の株主1万人体制はすでに達成され、その成果は

①消費者株主には無農薬良質オリーブオイルを市価の半額で手元まで届けられた。(千円払って株主になりオイルを3リットル購入した時点で、一般市場で買うより4500円安く届けた)

②生産者株主(現場で働く労働者)の賃金を1割増しにできた。(現地での仕入れ交渉時にそれを条件とした)

上記の2点は誇っても良い成果だと思います。
残念ながら、株主募集に想像以上に経費がかかり、当初目標だった社員への報酬が捻出できませんでしたが、それは発足時にスタッフ一同納得済みの事であり、このシステムが社会に広く受け入れられた時の歓びを目標に楽しく一年半を働けましたから、それが一番の成果と云えるかも知れません。

オリーブ油を扱った理由

11年前私どもがヨーロッパで活動を始めた時、人々に蔓延する成人病の多さに驚きました。
ロンドンやエジンバラといった都市では一晩中救急車のサイレンが鳴り響き、心臓発作や脳溢血の多さを物語っています。人々の半数以上が肥満で、政府も医療費の増大に頭を悩ましています。社会の様子を観察しますと、富裕層、知識層にはほとんど肥満の人が見受けられず、一般庶民とりわけ低所得者層に異常肥満が多い事が判ります。

私どもはそれが何に起因するかを調べましたところ、それは彼らが摂取する食用油が多大な影響を及ぼしている事が判りました。彼らの多くは肉食ですが、それと併せて油で揚げたジャガイモを主食といってよいほど大量に常食します。一方高所得者層のほとんどは決して安い油を使った料理は食べません。食用油に注意し、ほとんどの人が高級オリーブ油を調理に使います。オリーブ油の生産過程を調べてみたところ、油を絞るには単純に原料を絞る『圧搾法』と、薬品を使った『溶剤抽出法』のふた通りの方法があると判りました、

圧搾法は単純に原料を絞って油を取り出しますが、溶剤抽出法はヘキサンという石油系の溶剤で原料から油分を溶かし出し、熱して溶剤を蒸発させて油分を取り出す方法です。これは蒸発した溶剤は、冷やせばまた液体に戻り繰り返し使用できますし、油分のほとんどを取り出す事ができるので、コスト的には非常に有利な方法です。しかし、これは大変問題が大きい製造方法です。まずガソリンやベンジンに近い石油製品ですから、そもそも口に入れるべきものではありません。蒸発させるから大丈夫といっても、蒸発させる過程で200度まで熱するのですから、必ず油分とヘキサンは何かしらの化学変化を起こすはずです。圧搾法で絞ったオイルを常食している富裕層と、溶剤抽出法で絞った安オイルを常食している庶民の体型が、如実にその害を証明しています。

農哲学院のスコットランド農場では、福島の原発事故後、避難してきた数組の親子を預かりましたが、その時、海藻とオリーブの解毒作用や抗酸化力の大きさを、子供達の体調変化で如実に感じる事ができました。ただオリーブについては、この植物が解毒作用が大きい分、周囲からの吸収力が強く、農薬や化学肥料を使ったものは他の食物以上に危険であることも判りました。

日本人は元々油分をそれほど多く摂取しませんでしたから、肥満や成人病も西洋ほど深刻にはなっていませんが、年々その傾向は強くなっています。残念ながら、現在日本人が使っている調理油はオリーブ油に限らず、食用油のほとんどが溶剤抽出法で作られたものです。増え続ける脳梗塞や心臓病、糖尿病の大きな要因はこの安オイルにあると思われます。

人体は化学変化した食べ物を受け入れるようにはなっていません。過去何十万年も自然食で生きてきた人体ですから、ここ数十年の短期間に現れた化学変化した食物が、身体に入ってきても排出する事が難しいのは当然です。成人病の原因が糖分や油分の摂り過ぎだと云われていますが、正確には糖分や油分の質に問題があり、酸化したそれらが身体から排出されないのが真の原因だと思われます。

(株)貊村が取り扱い食品に無農薬オリーブ油を選んだのは、これを普及することが子供の成長に寄与する事と、成人病の予防に寄与すると信じるからです。

 

【みゃくそんシステム】が社会にもたらすもの

実験的に始めたこの活動の過程で、1人1株制度で必要物資を共同購入するこのシステムが、社会に大きな改革を促す可能性を秘めている事に気づきました。元来貨幣の発生も、それを最も活用する株式会社の発生も、人々の必要とする物資を合理的に流通させるシステムとして発明されたはずです。あらゆるシステム(組織)は元来公共に資するものとして創られたものです。ところが『お金に利息を付けても良い』と、『誰がどれだけお金を持っても良い』という2つの無茶なルールを採用したことによって、当初の『公共に資するという目的』は完全に見失われてしまいました。

長年資本主義社会でこのお金(利息)に追われて生活してきた大多数の人々は、もうそれが当たり前となって、それが生み出している理不尽な現実にさえ気づかなくなっています。気づいた人も世界を覆う巨大な金融システムを前に、為す術もなく絶望しているというのが現状ではないでしょうか。

しかし【みゃくそんシステム】は大きな希望です。

金融システムに逆らうことなく、株主という多くの仲間が、今必要としている米や野菜、油や塩、そういった生活必需品を安価で安全に流通させる会社を、たった千円出資する事で実現できるのです。だからといって従来の企業群を敵に回す必要もありません。従来の企業人も本当は良品を安く提供して人々に喜ばれたいはずです。広告会社も嘘で塗り固めた宣伝をやって楽しいはずがありません。しかし、それを改善させない力は利益を求める株式会社というシステムにあるのです。もし企業の社員も健康生活を送れる充分な報酬を得られるなら、人々に喜ばれる会社にしたいはずです。会社が肥え太って、その会社で働く社員が苦しむなんて、ブラックジョークにもなりません。

【みゃくそんシステム】で生産者も消費者も間をつなぐ会社スタッフも喜ぶなら、社屋が田舎の貸家であっても誰が不満を持つでしょう。
10万人100万人の賛同者を募って、消費者の力で企業に変革して頂き、豊かで楽しい社会を実現しようではありませんか。

2018年1月11日 農哲学院理事長 啞樵

啞樵(あしょう)プロフィール

<詳細はこちらから>

2006年、宣教師としてスコットランドへ渡り、自然農園創りに従事。
2013年、スペインへ渡り、オリーブオイル農園の自然農の指導にあたる
2016年、ホンモノのオイルを日本の子供たちに届けたいという思いから、輸入に際し新しい経済へ、貊村のシステムを思い立つ。

啞樵さんの手記<貊村発足にあたって~食べ物と意識~>
貊村冊子にも掲載されています。e-BOOKはこちら

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