~自分自身になるために~
みゃくそんは今を生きる喜びの”仕事”
「なにこれ~ 気持ちいい~」
とある名古屋の中心部 地下二階
身体と向き合うワークショップ
ヨガマットが敷き詰められた会場の最後部。
汗をかきながら
先生に言われた通り身体を動かしていた私の耳に、
突然飛び込んできた言葉。
「すごい~ 良いね~」
確かに気持ちいい・・・
え?だれだれ?
本当に楽しそうにやっている人がいるんですけど・・・・
彼女と先生以外は、誰も言葉を発しない。
でも、彼女の感想は、私が感じている事と同じ
私は、いつから楽しいことを楽しいと表現しない人間になったのだろう・・・
いえ、静かに受講することが当然であると思い込んでいた。
もっと言えば、言葉を発してはいけないと・・・
身体を動かしながら、私からは見ることができない最前列で、
ひたすら楽しんでいる彼女の存在が気になる。
レッスンが終了して、「楽しかった~」と、
歩いてきた小柄なキラッキラしている笑顔の女性。
その時は、衝撃がありすぎて、声をかける事ができず、
後日行われた由美子さんの【うさと展】において、
「島本寛子と言います。覚えてください」
と、
服も買わずに挨拶だけして帰ったのを昨日の事のように覚えている。
10年くらい前だろうか・・・
それが、後藤由美子さんとの出会いである。
その頃の私は、何の疑問も持たずに淡々と会社員として日々を送っていた。
自分の課業をこなせば、毎月お給料を頂ける。
上司や同僚にも恵まれて、待遇に不満もない。
いえ、逆に恵まれすぎていたと思う。
しかしながら、
由美子さんや由美子さんの周りの方々の生き方を見ていると、
心から、今を楽しんで生きている。
【定年退職後】じゃない。
【今】なのである。
また、【好き】で生きている。
ここで、我を省みる。
【今の仕事はやりたい事なの?】の問いに・・・
やりたい事・好きな事・・・・
特技がある訳でもない。
周りの方の為にサポート的に働くと
周りの方にとても喜んで頂ける・・・
喜んでもらえる=人をサポートする事が私の好きなことかもしれない。
でも、私自身が【それを行う事が好き】で、心から喜んでやりたいと思っているのか?
【本当の好き】が見つからない。
わからない。
時間を忘れる程没頭する経験、
私にはあったかな・・・
【自分の好きな事が明確な人】が、
とても羨ましくまぶしかった。
そんな方々との出会い・自問の日々の延長に
【みゃくそん】が現れた。
後藤由美子さんに憧れて、
彼女の様になりたいと願っていた私が、
今、消えつつある。
誰のようになりたいではない。
”島本寛子”を生きていきたいと思う。
■2016年11月 25年勤めた会社を辞め貊村のスタッフとなる。
みゃくそんの経理、お客様対応など、日々の業務に従事しています。
■2017年8月~11月 農哲学院・北海道美深農苑に長期出張で農作業を実践
農作業を中心とした汗を流す生活で心身を整え、体力も付きました!